グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタット
(ベルリンのモダニズム集合住宅群)
ドイツの首都ベルリンにある「ベルリンのモダニズム集合住宅群」の構成資産の中で、最後に建築された集合住宅が、グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタットです。
グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタットとは
ベルリンのシャルロッテンブルク=ヴィルマースドルフ地区にあるグロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタットは、1929~34年にかけて建設されました。
建築の責任者は、マルティン・ヴァーグナーですが、各住宅の設計は、ハンス・シャロウンをはじめとする「デル・リンク」と呼ばれる建築家の団体が行いました。各設計者によって建物のデザインが異なっていますが、全体として緑あふれる住宅地となっています。
グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタットは、1934年に完成しますが、これが最後の集合住宅となります。1933年、ナチス政権がドイツを掌握すると、モダン建築はナチスによって圧力が掛かります。モダニズム集合住宅群の建築を先導したブルーノ・タウトも亡命を余儀なくされ、ドイツを追われたタウトは、その後、日本文化と出会い、数年日本に滞在することとなります。
「グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタット」のデータ
国名 | ドイツ |
---|---|
世界遺産名 | ベルリンのモダニズム集合住宅群 |
名称 | グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタット |