騎士団長の宮殿



ヴァレッタ市街にある騎士団長の宮殿は、聖ヨハネ騎士団の中枢であり、騎士団長の公邸でした。騎士団長の宮殿は、騎士団長ピエトロ・デル・モンテの命で、聖ヨハネ大聖堂も設計した建築家ジェラーロモ・カッサールによって建設されました。

騎士団長の宮殿とその構造

1階には、兵舎、厨房、貯蔵所などがあり、2階は、大広間や会議室、騎士団長の執務室などが設けられ「貴族の階」と呼ばれていました。この2階には、他にも1697年に騎士団長レイモン・ペレロスが寄贈した見事なタペストリーが壁を覆っている「タペストリーの間」やオスマン帝国との戦いを描いたフレスコ画がある「最高評議会の間」もあります。

長きにわたり繁栄を謳歌していた聖ヨハネ騎士団ですが、次第に規律は乱れ、騎士団の力は衰退していきます。1798年には、ナポレオン率いるフランス軍の占領によって、騎士団はマルタ島を追われます。

マルタ大統領府と議会に

photo credit: Reppublika via photopin (license)

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その後、マルタ島はイギリスの支配下におかれました。騎士団長の宮殿は、イギリス総督官邸となり、マルタ共和国独立後は、大統領府と議会がおかれています。その為、実際に見学できる部屋は、「最高評議会の間」や兵器庫など限られていますが、運が良ければ衛兵の交代式を見ることができます。

マルタの世界遺産 ヴァレッタ市街

 

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