ゲーテ・ハウス
(古典主義の都ヴァイマル)
ゲーテ・ハウスは、1998年に世界文化遺産に登録された「古典主義の都ヴァイマル」の11件ある構成資産のひとつです。
ヴァイマルとは
ドイツ中西部にあるヴァイマルは、18世紀半ばから19世紀半ばにかけてゲーテやシラーなど多くの文化人が集まり、「ヴァイマル古典主義」といわれる文芸作品が誕生した文化と芸術の都です。
ヴァイマル古典主義の代表ゲーテ
ゲーテは、ヴァイマル古典主義を代表する作家です。ゲーテは、ザクセン・ヴァイマル公カール・アウグストに招かれ、1775年にヴァイマルの街を訪れました。当初、賓客として招かれましたが、翌年には若干26才の若さで最高政治機関である枢密院の参事官として、銀鉱山の再開発や道路建設、教育、芸術などの振興に携わりました。
ゲーテ・ハウスとは
ゲーテ・ハウスは、1707~1709年に建設されたバロック式の邸宅です。ゲーテは、33歳の時に当時住んでいたイルム公園内の住まいから、ゲーテ・ハウスへ引っ越します。それから亡くなる83歳までの50年間、ゲーテ・ハウスで暮らしました。邸宅は、イタリアを旅行した際に感銘を受けたゲーテが、イタリア美術を参考に自らデッサンを描き、自分好みの邸宅を造り上げました。
ゲーテ・ハウス 邸宅内部
邸宅内部には、1階から3階までを貫く螺旋階段や「魔王」や「ファウスト」が誕生した書斎、マヨーリカの陶器コレクションを収めた「マヨーリカの間」や胸像を飾るための部屋「胸像の間」などがあります。現在、ゲーテ・ハウスは博物館として一般に公開されており、偉大な作家の生涯を知ることができる貴重な場所となっています。
「ゲーテ・ハウス」のデータ
国名 | ドイツ |
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世界遺産名 | 古典主義の都ヴァイマル |
名称 | ゲーテ・ハウス |