ヘネラリーフェ離宮



ヘネラリーフェ離宮はアルハンブラ宮殿から徒歩で約10分ほどの丘を登ったところにあり、1319年に王族の夏の邸宅として造営されました。水の宮殿と称される離宮には、ネバダ山脈の雪解け水が引かれ、各庭園には、土地の高低差を利用して造られた池や水路、泉水が数多くあります。

砂漠からやってきたイスラムの民にとって、水は憧れであり、生命の象徴でした。そのため、イスラム王は、最高の贅沢として、水にこだわった庭園を造ったといわれています。

山脈からの水は、まず離宮内の「水の階段」に引かれ、そこから各庭園へ行き渡って行きました。階段の手擦りには、水が流れており、涼しげな音を聞くことができます。この「水の階段」は、離宮内で唯一造営当時の姿を留めています。

アセキアの中庭

ヘネラリーフェ離宮|グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区 (2)離宮中央にある「アセキアの中庭」は、スペインにおけるイスラム庭園の代表ともいわれています。約50mの細長いアセキア(掘割)を囲むように、花壇や噴水、柱廊が設置されており、水路を囲む噴水からは、弧を描くように水が噴出しています。隣接する「見晴らしの塔」からは、中庭を見渡すことができ、角度を変えるとアルバイシン地区も見ることができます。

離宮内では、バラ、ユリ、ジャスミン、オレンジ、糸杉などのたくさんの花々や木々も見ることができ、爽やかな香りを漂わせています。人々を、目で、耳で、香りで楽しませてくれる離宮に、現代の私たち同様、歴代の王族たちも癒されていたことでしょう。

スペインの世界遺産 グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区

 

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