ゲディミナス城
(ヴィリニュス歴史地区)
リトアニアの首都ヴィリニュスは、バルト三国の首都としては唯一内陸に位置しています。
ヴィリニュスは、名前の由来ともなったヴィリニャ川とネリス側の合流地点にあるゲディミナスの丘を中心として広がった町です。
ゲディミナス城とは
世界遺産ヴィリニュス歴史地区にあるゲディミナス城は、14世紀に建設が始まったとされています。リトアニア大公ゲディミナス公の命によって、ヴィリニュスの丘に木造の要塞が築かれますが、1419年に火災に遭ったため、ヴィタウタス大公がレンガ造りの要塞として再建しました。
しかし、19世紀はじめにロシア軍の攻撃により、城の大部分が破壊されてしまいます。現存しているのは、監視塔として使用されていたゲディミナス塔(八角形のゴシック建築)と呼ばれる西側の塔と城壁など一部分のみとなっています。
現在、ゲディミナス塔は博物館となっており、ヴィリニュスの歴史を伝え、城の模型や兵士の鎧などが展示されています。また、塔の頂上からはヴィリニュスの旧市街が一望で、絶景ポイントとなっています。
「ゲディミナス城」のデータ
国名 | リトアニア |
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世界遺産名 | ヴィリニュス歴史地区 |
名称 | ゲディミナス城 |