クエンカ大聖堂

スペインのクエンカにあるクエンカ大聖堂は、1196年から建設がはじまりましたが、現在も未完成のままで、20世紀初頭に再建されたファサードが美しい大聖堂です。

ここはスペイン唯一のノルマンディー・ゴシック様式の大聖堂で、アビラ大聖堂と共にスペイン最初のゴシック様式とされ、北側の交差廊などにはルネサンス様式の装飾も見られます。

聖堂内の周歩廊は二重となっており、三連窓やアロンソ・ベルゲーテによって彫刻が施されたプラテレスコ様式の扉などがあり、正面に向かって右側の博物館には祭壇画や絵画など貴重なコレクションも見ものです。また、今ではクラシックコンサートも開催されています。

クエンカ大聖堂の外観

クエンカの丘で一番高い場所に建つ、ファサードのバラの窓が美しいゴシック様式の大きな大聖堂。繊細なレリーフや彫刻が施され、優美な雰囲気を感じることができます。翼廊にはゴシック建築特有のパットレス(控え壁)がありません。尖塔などは戦争などで破壊されていますが、青空に映える美しい大聖堂の姿は圧巻です。

 

クエンカ大聖堂内部

クエンカ大聖堂の内部ではルネサンス様式など、たくさんの様式が見られます。側廊も梁がアーチ状で高さがあり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。天井は色々な模様が配され、天井画など様々な種類の装飾が施され見ているだけで楽しめます。

ファサードのバラのステンドグラスは、厳かな雰囲気の内部を色鮮やかに彩り、奥には黄色やオレンジ色など、色鮮やかなステンドグラスもあり、黄金色に輝き温かみを感じる素敵な光景が広がっています。

7両面の多角形のアプス(壁面に穿たれた半円形、または多角形に窪んだ部分)は豪華で見応えあり。入り口に小礼拝堂や中央交差部から奥の内陣には立派な主祭壇、歴代の大司教の肖像がかざられている部屋などもとても魅力的です。また、内部は所々修復した箇所も見られ、経過が示された掲示も興味深い。

礼拝堂

内陣の奥には礼拝堂があり、金色に光る天井部分が印象的です。主祭壇はベントゥラ・ロドリゲスによるもので、裏側のトランスパランテも斬新なデザインやイエスと12使徒の摸像は見る価値ありです。またパイプオルガンにはステンドグラスの光が当たり、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

その他

参事会室は可愛らしい天井の装飾が施され、壁には聖人の絵画が飾られています。聖具室は中央にキリストの像、金が貼られた奥壁にマリア様の像もあります。ルネサンス調のアーケードの中庭には噴水があり太陽の光が燦々と照り付けてすっきりし落ち着きある空間です。

まとめ

壮大なスケールのクエンカの大聖堂はスペインの中でも美しい大聖堂のひとつ。天井や装飾、ステンドグラスが奏でる美術的な雰囲気は見る価値ありです。また、夜の大聖堂も内部からこぼれる光やライトアップされ幻想的な雰囲気がとても素敵です。

「クエンカ大聖堂」のデータ

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国名 スペイン
世界遺産名歴史的城塞都市クエンカ
名称 クエンカ大聖堂
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