サンタ・テレサ修道院



サンタ・テレサはカルメル修道会の改革を進め、「裸足のカルメル会」を設立した聖女です。彼女が19歳の時に入った1935年頃の修道会は、お金持ちの子女が修道女となることが多く、召使を雇ったり男性を招いたり自由奔放な状態でした。

しかし彼女が47歳の時、祈りとは程遠い生活を改めるために、海抜1131mと高地にあるアビラで、冬でも裸足で過ごすなどの厳しい戒律をもつ修道生活を送るようにし、宗教に関する多くの書物を著したのです。

そのテレサが幼少期を過ごした生家跡に、彼女の死後1636年に建てられたバロック式の修道院がサンタ・テレサ修道院です。堂内奥にはテレサが生まれた場所があり、聖地として巡礼する人が後を絶たない、アビラの中でも人気の観光スポットとなっています。祭壇には彼女が抱きしめながら息を引き取ったと伝えられる十字架があり、隣の美術館には聖女にまつわる品々が展示されています。

サンタ・テレサ修道院

とってもこぢんまりとした教会で、バロック様式のファサードには本とペンを手にしたサンタ・テレサや裸足のカルメル会の紋章などが彫刻されています。庭にはテレサが幼い頃、弟と遊ぶ像が置かれています。

教会内

ラテン十字形の教会内部の祭壇の背後には、中央にサンタ・テレサ、彼女の左にマリア、右にヨセフを描いた大きな飾り壁などがあり、聖テレサの宗教上の法悦体験がテーマとなっています。祭壇の左右スペースには小さい祭壇があり金属製の聖女テレサの像も飾られています。

スタンド・グラスには当時のサンタ・テレサの様子が描かれ、独特の温かみが印象的です。側廊に飾られたグレゴリオ・フェルナンデスの彫刻も見応えがあります。

美術館

展示物の中には彼女が使った杖やサンダル、自らを鞭打った時に使った紐、テレサ自身の右手薬指も展示されています。指輪が印象的です。生まれた部屋は崩れてしまいましたが、部屋の壁や柱など残った木から十字架が造られました。その十字架も展示されています。

まとめ

サンタ・テレサ修道院は入場無料で、美術館の入場料は2ユーロです。小さな修道院ですが、修道院改革に尽力した聖サンタ・テレサに興味のある方はぜひ訪れてみてください!生存中に16の女子修道院と2つの男子修道院を建設し、そしてアビラ市壁外に彼女ゆかりの修道院が点在し、合わせて世界遺産となっています。

スペインの世界遺産 アビラ旧市街と市壁外の教会群

 

この記事をシェアする



 

こちらもどうぞ!

感想・コメント
感想、体験談などございましたらお願いします!
体験談・レビュー・価値ある情報などは記事内に移動することがございます。皆さまの情報をお待ちしております。

メールアドレスが公開されることはありません。

▲一番上へ

世界遺産を名前から探す