サン・エステバン修道院
サラマンカの旧市街

サン・エステバン修道院は、スペインの世界遺産「サラマンカの旧市街」にあります。

サン・エステバン修道院とは

1525年に着工し、1618年に完成したサン・エテバン修道院は、ドミニコ会の修道院で、ファサードは、プラテレスコ様式を代表するものです。

サン・エステバン修道院は、17~18世紀に発達したチュリゲラ様式(スペイン独特のバロック様式)の発祥の地でもあります。修道院内にある祭壇の衝立は、チュリゲラ兄弟の長男ホセ・ベニート・チュリゲラが製作したもので、高さが約30mあり、見事な装飾で彩られています。

サン・エステバン修道院は、クリストファー・コロンブスゆかりの場所でもあります。かつて航海や天文学の研究のためサマランカ大学へ通う際、滞在場所として選んだのが、サン・エステバン修道院でした。また、カスティーリャ女王イザベル1世が、コロンブスから航海の相談を受け、航海の支援の有無を決める検討会が開かれたのもサン・エステバン修道院でした。

サン・エステバン修道院は、コロンブスゆかりの場所というだけでなく、スペインが海洋国家となる上で、重要な協議が行われた場所でもあったのです。

「サン・エステバン修道院」のデータ

国名 スペイン
世界遺産名サラマンカの旧市街
名称サン・エステバン修道院

 

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