シタデル
(ケベック歴史地区)



 

シタデルとはカナダの世界遺産「ケベック歴史地区」にある要塞です。フランスやイギリスの手によってつくられましたが、現在はカナダ陸軍の駐屯地となっていて、北米最大規模を誇る、現役の軍隊が駐屯している要塞として知られています。

星形の要塞「ケベックのシタデル」の歴史

photo credit: La Citadelle via photopin (license)

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1608年にヌーヴェル・フランスの拠点となったものの、絶えずイギリス軍に脅かされていたケベックでは、街を城壁で囲み、常にその防御を固めました。さらに、フランスは18世紀半ば、崖上の見晴のよい場所に、巨大なシタデル(城塞)を造る計画を立てました。

しかしこの計画は、資金調達が続かずに頓挫してしまいます。ヨーロッパで戦乱に明け暮れていたフランスには、植民地の城塞を造る余裕がなかったのです。フランスが放棄したシタデルの建設を引き継いだのは、ヌーヴェル・フランスを獲得したイギリス軍でした。

その背景には、1775年~76年にかけてケベックに攻撃をしかけてきたアメリカの存在がありました。イギリスにとって、勃興したばかりで、ナショナリズムの高まるアメリカは脅威だったのです。

そこでイギリスは1820年から建設に着工し、約30年かけてシタデルを完成させました。周囲に濠(水のある堀)が設けられた星形のシタデルの総面積は1.6km2です。

しかし、完成後、アメリカと戦火を交えることはなく、シタデルは一度もその機能を発揮しないまま今に至ります。当時の姿をとどめるシタデルは、現在カナダ陸軍の駐屯地となっています。

王立第22連隊博物館

photo credit: DSC_0396 via photopin (license)

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シタデルに付随している王立第22連隊博物館では衛兵交代式を見ることができます。

カナダの世界遺産 ケベック歴史地区

 

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