ショーモン城
(シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷)
ロワール川を見下ろす高台にあり美しい花々に囲まれた城が、ショーモン城です。フランスの世界遺産「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間の ロワール渓谷」に含まれています。
ショーモン城とは
白壁の外観を持つショーモン城は、もともとは10世紀ブロワ伯爵ユード1世が、アンジュー公フルク・ネラの攻撃からブロワの街を守るために築いた要塞でした。12世紀になるとアンボワーズ家の手に渡り、その後王家にとって重要な城となりました。
15世紀に入るとシャルル1世、シャルル2世の命によりルネサンス様式に改築され、豪華絢爛な城へと変貌を遂げていきます。
ショーモン城を語る上で外せないエピソードは、やはりフランス国王アンリ2世の正妻カトリーヌ・ド・メディシスと王の愛人ディアヌ・ド・ポワティエの確執でしょう。当時、アンリ2世は、ディアヌ・ド・ポワティエをシュノンソー城に住まわせていました。
しかし、アンリ2世がなくなるとカトリーヌ・ド・メディシスは、美しいシュノンソー城を取り戻すため、ショーモン城を買収し、彼女を強制的に住まわせました。ショーモン城は、正妻と愛人の確執を象徴する城となってしまいました。
現在、ショーモン城では、国際的に有名な庭園フェスティバルや現代アートの展示会などが開催され、毎年多くの人々が訪れています。
「ショーモン城」のデータ
国名 | フランス |
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世界遺産名 | シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 |
名称 | ショーモン城 |