タラゴナ大聖堂



スペインの世界遺産「タラゴナの考古遺産群」にあるタラゴナ大聖堂は古い石畳を昇った丘の上から街を見下ろす高台にある、壮大な大聖堂。かつて古代ローマ時代のゼウス神殿跡に12世紀から200年以上かけて建てられました。

聖マリアに捧げられたタラゴ大聖堂は、ロマネスク様式で建設が始まり、その後ゴシック様式、バロック様式へと移り変わり、イスラム教の影響も受けています。多様な建築様式が一同に見られる興味深い建築物。ファサードや回廊の柱頭に施されたロマネスクの彫刻はとても魅力的です。

現在の教会のほとんどはゴシック様式で、後陣周辺にはロマネスク様式が見られます。ファサード、付属の礼拝堂へと進むにつれて、フランボワイヤン・ゴシック、プラテレスコ、バロックへと様式が展開していき、回廊にはイスラムの影響を伺えます。

タラゴナ大聖堂のサファード

サファードはロマネスク様式で、正面入り口の「使徒の門(鉄門)」の玄関枠を取り囲む12使徒の彫刻が素晴らしく、その中央にはマリア像の彫刻が施され、両脇にはゴシック建築の象徴「ガーゴイル」もあります。

ファサードの上部にある円形の窓はバラとソロモンの星を表し、その上にある滑稽な形をした2本の鐘楼も見ものです。大聖堂には3つの門があり、南には一番古いロマネスク様式の「パラウの門」も見る価値ありです。

タラゴナ大聖堂 内部

聖堂内には見事なステンドグラスが施され、装飾はイスラム時代の影響が見受けられます。

祭壇には1430年頃にカタルーニャの彫刻家ベレ・ジュアンによって作られた、タラゴナの聖人サンタ・テクラ生涯が描かれ、その後ろには彼女のレターブル(祭壇後ろのつい立て)も見事です。

いくつもの小聖堂があり、入ってすぐに壁が彫刻で飾られた神々しい部屋があります。イエスが最後の晩餐で使った「聖杯」といわれる杯が飾られ、奥の部屋には黒いマリア像が建てられています。

タラゴナ大聖堂 回廊

また、一辺45mの大きな回廊があり、アーケードや装飾はロマネスク様式やゴシック様式も見られますが、アーチの下にある円窓部分にはイスラム支配時代の影響が強く残っています。回廊奥に隣接する司教区美術館も必見。14世紀のフレスコ画や、タペストリーが一番の見どころです。

まとめ

長い年月をかけて造られた大聖堂。かかった年月の分だけ、様々な建築様式を見ることができ、歴史建造物好きの方には必見のスポットです。タラゴナがタラコと呼ばれていたころの歴史を振り返りながら訪れてみてはいかがでしょう?

スペインの世界遺産 タラゴナの考古遺産群

 

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