カナル・グランデの建築群
(ヴェネツィアとその潟)
カナル・グランデの建築群は、イタリアの世界遺産「ヴェネツィアとその潟」を構成する遺産のひとつです。
カナル・グランデとは?
カナル・グランデとはヴェネツィアの街を二分割するようなS字形で流れている「大運河」のことで、その長さは3800mあります。
カナル・グランデは「世界で最も美しい通り」と呼ばれることもありますが、それは、両岸の建物の建築様式が実に様々であるためです。ロマネスク、ゴシック、バロック、ルネサンスなど、異なる様式でありながら、調和した美しい街並みを演出しています。
カナル・グランデに架かる4つの橋
カナル・グランデには4つの橋(リアルト橋、スカルツィ橋、アッカデーミア橋、コスティトゥツィオーネ橋)が架かっています。
リアルト橋
4つの橋の中で最も有名なのが、16世紀に建造されたリアルト橋です、長さは48m、幅22mで、水面からの高さは7.5mと実に大きな橋で、橋の上に商店があるほどです。
スカルツィ橋
サンタ・ルチア駅の近くにあり、「駅の橋」「鉄道の橋」とも呼ばれているのがスカルツィ橋です。石灰石の一種で、より丈夫で長持ちするイストリア石を使用しています。
アッカデーミア橋
1933年に現在の形に造られたのがアッカデーミア橋です。
コスティトゥツィオーネ橋
カナル・グランデに架かる4つの橋の中で一番新しいのが2008年開通のコスティトゥツィオーネ橋です。この橋はベネチアの陸の玄関口であるサンタルチア駅とローマ広場を結んでいます。
カナル・グランデにはヴァポレットという水上バスが通っているので、それを利用すると移動も快適です。運河の両脇の街並みを楽しんでくださいね!
「カナル・グランデの建築群」のデータ
国名 | イタリア |
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世界遺産名 | ヴェネツィアとその潟 |
名称 | カナル・グランデの建築群 |