ボロブドゥール遺跡
(ボロブドゥール寺院遺跡群)



 

ボロブドゥール遺跡はインドネシアのジャワ島中部のケドゥ盆地にあり、「ボロブドゥール寺院遺跡群」として世界遺産に登録されました。

ボロブドゥール遺跡の歴史

photo credit: Borobodur via photopin (license)

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ボロブドゥール遺跡は世界最大級の仏教遺跡で、不明な点が多く謎に包まれた遺跡と言われています。

8~9世紀にこの地を支配したシャイレーンドラ朝のダルマトゥンガ王の統治下で、780年頃から建設が始まったといわれています。792年に一応の完成をみたといいますが、サマラトゥンガ王の時代に増築されました。

しかし、この後はヒンドゥー教信仰が強まり、仏教は衰えていきます。シャイレーンドラ朝の滅亡自体にも謎が多いのですが、ボロブドゥール遺跡は忘れられ、密林に埋もれることとなってしまいました。

1814年になってようやく、イギリス人ラッフルズがここを再発見します。発掘は徐々に進められ、1973年からは10年かけて修復が行われました。

近くのムラピ火山の噴火による降灰や、ジャワ島中部地震による損害を受けていますが、修復が予定されています。

ボロブドゥール遺跡の構造

photo credit: Borobudur via phot

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ボロブドゥール遺跡の総面積は約1.5万㎡あり、平原の中央の丘に盛り土をして造られました。内部空間を持たないことが大きな特徴です。

構造は全9層にまたがっており、階段ピラミッドのような造りをしています。9層の内訳は基壇1層、方形壇5層、円壇3層となっています。

この基壇・方形壇・円壇は、仏教の「三界」を表しており、基壇:欲界(人間のいる世界)、方形壇:色界(神と人間が触れ合う世界)、円壇:無色界(神のいる世界)とされています。

レリーフ

photo credit: Borobudur via photopin (license)

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方形壇には51の回廊があり、インドのグプタ美術の影響を受けた仏教神話のレリーフやインド神話の伝説の鳥獣が刻まれています。仏教神話のレリーフの人物の総数は1万人ほどにも及ぶといいます。方形壇には20の吐水口が設けられており、ここには想像上の生き物の彫刻が一体化して設置されています。

壇の上下を結ぶ階段の入口には、カーラ(鬼面)とマカラ(海竜)で装飾したアーチを見ることができます。

仏像

photo credit: Borobudur via photopin (license)

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等身大の仏像の彫刻が全部で504体確認されており、回廊の外壁に432体、円形壇に72体あります。そのため、これ自体が巨大な曼荼羅であるともいわれています。

ストゥーパとしてのボロブドゥール

photo credit: IMG_0287 via photopin (license)

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ボロブドゥール遺跡は、世界最大級のストゥーパ(仏塔)でもあります。全部で72基のストゥーパがあり、釣鐘状の部分が格子のようになっていて、中に祀られた仏像を拝むことができます。

 

規模が非常に大きく、見ごたえのある遺跡です。特に、円壇から見る日の出は素晴らしいと評判です。ツアーなども組まれているので、ぜひ見てみたい光景ですね!

インドネシアの世界遺産 ボロブドゥール寺院遺跡群

 

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