スルタン・アフメト・ジャミィ(ブルー・モスク)
(イスタンブルの歴史地区)
1616年、アメフト1世の命により建造されたスルタン・アフメト・ジャミィは、ブルー・モスクという名で広く知られています。ジャミィとは、トルコ語でモスクを意味します。ブルー・モスクという愛称は、壁、天井、柱などを覆うイズニックタイルの青の美しさから、その名が呼ばれるようになりました。
ブルーモスクの6本のミナレット(尖塔)
ブルーモスクは、世界のイスラム寺院・モスクでも珍しい6本のミナレット(尖塔)を有しています。この6本のミナレット建設には逸話が残っています。
当時、アフメト1世の命を受けた設計者が「アルトゥン(黄金)の塔を」と命じられたのを、「アルトゥ(6本)」と聞き違え6本になったといいます。世界中の数あるモスクでも、美しい6本のミナレットをもつモスクは、ブルーモスクだけです。
ブルーモスク内部
モスク内部には、巨大ドームを戴く礼拝堂があります。壁には、唐草模様にチューリップやユリなどの花模様が描かれたタイルが2万枚以上使用されています。
このタイルをより一層際立たせているのが、約260枚のステンドグラスの小窓。このステンドグラスから差し込む太陽光が、タイルを照らし、色彩豊かな光のシャワーとなって礼拝堂に降り注いでいます。
外観、内観共に見る者を魅了する美しさは、「世界一美しいモスク」と称されています。
「スルタン・アフメト・ジャミィ(ブルー・モスク)」のデータ
国名 | トルコ |
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世界遺産名 | イスタンブルの歴史地区 |
名称 | スルタン・アフメト・ジャミィ(ブルー・モスク) |