ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン
(アイアンブリッジ峡谷)
1837~1901年のヴィクトリア時代の街並みや生活風景を忠実に再現した屋外博物館です。スタッフも当時のファッションで仮装しているので、タイムスリップしたような気分を味わえます。イギリスの世界遺産で知られるアイアンブリッジ渓谷の中でも特におすすめのスポットです。
ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウンとは
繁栄の時代に活躍していた機械たちですが衰退とともに忘れられ、廃坑や工場跡は放置され荒れ果てた姿となっていました。1960年になって「博物館都市構想」が持ち上がり、この錆びれたブリスツ・ヒル製作所の広大な敷地を活かして博物館が造られ、かつての街が蘇りました。
鋳造や鍛造工場、印刷工場をはじめ、学校、鍛冶屋、靴屋、パブ、銀行、キャンドル工場など、様々な施設が復元されています。また、ヴィクトリア時代の建物が移築された街並みも見どころ。ヴィクトリア時代の産業と生活を再現した日本の映画村のような雰囲気で、産業革命を興した英国黄金時代の様子を体験できる魅力的なスポットです。
当時のものづくり技術
一番の見どころといえる機関車や巻上機、工場の機械など、実際に使われ今でも動く機械などの展示。当時のもの造りの技術が忠実に再現されているとても魅力的なスポットです。
産業革命の象徴ともいえるエンジンも展示され、実際に動かすとそのパワーに圧倒させられます。
生活風景やお店
宮殿等に飾られる上流階級のフォーマルドレスも素敵ですが、ここでは労働者階級の人々が着ていたワンピースやジャケット、シャツなどが展示され、一般市民のファッションを見ることができます。実際に釜戸で焼かれたパンを購入して食べたり、パブで当時のビールを堪能したり現代とは異なった疑似体験も叶います。
ドレスメーカーのお店では当時のミシンを実際に動かして服を作り、当時の身なりで人々が働いている姿を目の当たりにします。当時の古いミシンが動く姿はとても感動的。
ヴィクトリア時代の暮らしぶりが垣間見られるコテージ風の民家では料理を作って実際に食べてたり、当時の生活風景を見せてくれます。スタッフの方々も役者さながらの演出で楽しませてくれます。ジオラマでは味わえない感覚を肌で感じらます。
展示スペースでは、ビクトリアンファッションを見に纏った写真をオールカラーで紹介されているのでファッション好きの方にも必見のスポットです。
まとめ
この博物館内のお店に展示してある商品は実際に購入できるものもあります。現在のお金を銀行で当時のお金に換えて街で遊ぶのも貴重な体験。中でもフィッシュアンドチップスはラードを使用して作られ美味しいと好評です。
イギリスの産業革命の発祥地として知られるアイアンブリッジ渓谷の繁栄の象徴と古きよき時代の人々の生活振りに触れてみてください。
「ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン」のデータ
国名 | イギリス |
---|---|
世界遺産名 | アイアンブリッジ峡谷 |
名称 | ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン |