ブレナム宮殿庭園



の庭園は有名な庭師ヘンリー・ワイズによって17年の歳月をかけて造られた庭園です。

しかし18世紀に入って偉大な造園家ケイパビィリティ・ブラウンによって新しく風景式庭園に造りかえられました。

2000エーカーの広大なランドスケープはイギリスで最大級の大きさを誇っています。子どもが喜ぶアトラクションや四季折々の花々が咲き誇る庭園には色々な種類があり、それぞれ個性的で1日いても回りきれないほどです。

改造を繰り返したブレナム宮殿庭園

時代の変化と共にそれまでイギリス庭園の支流とされたフォーマル・ガーデンから広々とした自然の風景のように構成される風景式庭園が流行しました。

風景式庭園を生み出したケイパビィリティ・ブラウンはヘンリー・ワイズが作った庭園を全て壊し、自然の景観を最高の景観とし川をせきとめ人口の湖を造り、芝や木を植え計算しつくした自然豊かな庭園を造り上げました。それまであった彫像なども解体されています。しかし、約40mの高さを誇るモールバラ公の記念碑だけは残されました。

3度目の改造は20世紀初頭に行われました。ネオクラシックの庭園や、人気のウォーター・テラスはこの時に造られました。

また、芝生から敷石に変わり、ツゲのフォーマル・ガーデンや彫像も新たに設置されました。何度も造りかえられましたが、心地よい空間が広がり安らぎを感じる庭園と生まれ変わっています。

ブレナム宮殿の美しさが際立つ場所「ウォーター・テラス」

ブレナム宮殿庭園|ブレナム宮殿

ブレナム宮殿の西に位置するウォーター・テラス。壮麗な噴水の数々と池と、シンメトリックで幾何学模様の緑のコラボが心地よい空間です。

また、噴水越しに宮殿を望める絶好のビュースポットといわれ、宮殿No1の人気エリアといわれています。

美しい景観が広がる壮大なテラスはフランスのヴェルサイユ宮殿と比較されるほどです。こちらにはカフェもあるので噴水の水音を聞きながら景色を楽しみゆったりと過ごすのも素敵ですね。

ウォーター・テラスから少し歩くと彫像が配された噴水の壁が広がりますこちらも趣があるのでぜひ。

ブレナム宮殿のフォーマル・ガーデン「イタリアン・ガーデン」

ブレナム宮殿の東正面に広がる四季を通して素敵な景観をもつイタリアン・ガーデン。20世紀に完成した宮殿のフォーマル・ガーデンです。

230mのツゲで作った規則的な幾何学模様がとても美しい庭園です。花壇の花々も彩り豊かで可憐に咲き誇っています。

庭の中に入ることはできませんが、中央にある人魚の噴水や整形型庭園は見応え有りです。

また、様々な形をした刈込がされているので、それを見て回るのも楽しみ方のひとつです。

原生林の森が広がる「シークレット・ガーデン」

photo credit: IMG_0251 via photopin (license)

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庭園の中でも歴史あるシークレット・ガーデン。イタリアン・ガーデンの先にあり森の様な雰囲気が漂っています。

巨木も何本かあり暑い日には陽の光を遮ってくれヒーリング効果も抜群です。季節によっては藤棚の紫、ライラックのピンク、八重桜なども咲いて心の底から癒されます。

小川や小さな滝と池もあり、18世紀の風景式庭園を存分に感じることができます。

美しい池と芝生に癒される「クイーン・プール」

18世紀に造られたままのクイーン・プール。宮殿を囲むように造られた大きな池です。池の周りには芝生が敷き詰められ、鴨などの鳥も寛いでいます。

池の中には人口の島も作られ言葉ではいい現せないほど美しい景観となっています。

広大な芝生の向こうには17世紀に造られた40mの塔モールバラ公の記念碑(スペイン継承戦争中のブレナムの戦いで勝利した功績を讃えた勝利の塔)が見えます。

甘い香りと彩り豊かな「ローズ・ガーデン」

森の径を15分ほど歩くとローズ・ガーデンがあります。6月のバラの季節になると深紅、白、黄色、ピンクなどとても色鮮やかで、バラの香りが周囲を包んでいます。

アーチ型の柵で囲まれ、円形の花壇に分けられ花色のバランスが見事です。気品に満ちたバラの花は宮殿の思い出をより色濃くしてくれます。

また、バラの花が終盤を迎えるころにはラベンダーが咲き誇り華やかです。

ヴァンプラ最高傑作の美しい橋「ヴァンプラの大橋」

宮殿の南東にある、宮殿を設計したジョン・ヴァンプラが作ったフランス風バロック様式の大きな石の橋です。

クイーンズ・プールにかかる橋で内部には部屋があり、暖炉や煙突などの設備も整っています。「ヨーロッパで最も美しい橋」を作りたいという思いが込められた橋で、彼の最高傑作と評されています。

その他

プレジャー・ガーデン

宮殿の裏には子供たちが思いっきり遊べるプレイエリアのプレジャー・ガーデン。欧州最大規模の生垣で造られた巨大迷路も魅力の一つ。

本格的でちゃんとゴールにたどり着けるか心配になるほど手強い迷路です。他にも、蝶々の飼育ハウスや大きなチェスのセット、フィールド・アスレチックまで設置されています。ここは貴族が住むお城なのに、遊べる空間があるなんて素敵ですね。

ミニトレイン

広大な敷地の中にはミニトレインも走っています。お城とプレジャー・ガーデンを行き来する列車です。エントランス近くのパレス・ステーションから15分間隔で運行しています。

緑の原っぱを眺めトンネルを抜けると終着駅。たった5分の電車の旅ですが、イギリスの心地よい風を感じられ気分も最高です。

まとめ

言葉を失うほど壮麗な庭園は見どころも多く、ウィストン・チャーチル首相がプロポーズしたテンプル・オブ・ダイアナの前には絵画の中に入り込んだような美しい風景が広がっています。

自然を活かした広大な前庭と人工的に造られた後庭もどちらも魅力的な空間です。イギリスの庭園の変遷を感じながらじっくりと見学してみてはいかがでしょう。

イギリスの世界遺産 ブレナム宮殿

 

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