トゥルネーの鐘楼
(ベルギーとフランスの鐘楼群)
トゥルネ―の鐘楼は、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されました。
トゥルネーの鐘楼
トゥルネーは、フランスとの国境近くワロン地方エノー州にあり、ベルギー最古の町のひとつです。街の中心地グラン・プラスの東側にある鐘楼は、フランス王フィリップ・オーギュストがトゥルネーに独立を許可し、鐘楼建設の権利を与えたことにより建設が始まりました。着工は1188年とされベルギー最古の鐘楼です。
鐘楼は通常、市庁舎や教会、繊維ホールに組み込まれるか、もしくは隣接して建設されますが、トゥルネーの鐘楼は独立して建設されています。高さは72mあり、カリヨンは時を知らせるだけでなく、見張り台として火事や侵略などへの警報の役割も担っていました。鐘楼には、16~19世紀に鋳造された43個の鐘がありましたが、現在では1個を残し、他の42個は鐘楼内の部屋に保存されています。
トゥルネーの街には、鐘楼だけでなく、2000年に世界遺産に登録された「トゥルネーのノートル・ダム大聖堂」もあり、トゥルネーの重要な観光地として、多くの人々が訪れています。
「トゥルネーの鐘楼」のデータ
国名 | ベルギー |
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世界遺産名 | ベルギーとフランスの鐘楼群 |
名称 | トゥルネーの鐘楼 |