ビューマリス城
グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁

イギリス・ウェールズ北西部のアングルシー島の港湾都市ビューマリスにある中世城郭。13世紀末にエドワード1世がウェールズ征服の拠点としてグウィネズ地方に築いた城の一つ。ここは、資金不足のために未完成に終わった城ですが、バランスの取れた美しさが魅力のお城です。

グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」として、1986年にカーナーヴォン城コンウィ城ハーレックス城とともに世界遺産に登録されています。

ビューマリス城とは

1282年にイングランド王のエドワード1世がウェールズを征服し、ウェールズ軍の反乱後の1295年にウェールズ遠征の拠点として建てたお城です。

北ウェールズに10城築かれたといわれる城塞の内の一つで、一番最後に建てられたお城です。このお城の設計は、ジェームス・オブ・セイント・ジョージといわれています。しかし、建設開始の翌年スコットランドで反乱がおき兵を出すなどのため資金不足に陥り建設が中止となり、そのままの姿で残っています。

イギリス内で最も建築技術に優れた二重環状城壁でシンメトリー構造の美しいお城です。外側は六角形、内側は正方形の二重の城壁で囲まれ、外の城壁まで敵が来ても内側の城壁から攻撃できるよう緻密な計算がされています。

今も残る堀があり、お城とつなぐ跳ね橋が設置されています。四隅には石組みが美しい塔があり、東の塔には礼拝堂が造られています。丸みを帯びたお城は少し優しい雰囲気を醸し出すように感じられます。

まとめ

【世界遺産】ビューマリス城 | グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁

photo credit: DSCN5076 via photopin (license)

現在、メナイ海峡の北東部に位置する閑静なリゾート地として知られています。ビューマリスはノルマンディー語で「美しい湿地」という意味を持つ美しい港町です。城壁の上からは、ブリテン島とアングルシー島の間にあるメナイ海峡と田舎風景を見渡せます。素敵な風景とバランスの整ったお城を共に満喫してください。

ギャラリー

「ビューマリス城」のデータ

   
国名 イギリス
世界遺産名グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁
名称ビューマリス城

 

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