サント=マドレーヌ大聖堂



サント=マドレーヌ大聖堂はフランスのブルターニュ地方ヴェズレーにあり、教会と丘が共に「ヴェズレーの教会と丘」として世界遺産に登録されています。

ヴェズレーはフランスで最も美しい村ともいわれています。

サント=マドレーヌ大聖堂とは?

サント=マドレーヌ大聖堂は、861年にベネディクト会士によって建てられました。このとき、そのうちの1人の修道士がサン=マクシマンへ赴き、マグダラのマリアの聖遺物を持ち帰ったとされています。

878年には、ローマ教皇ヨハネス8世がこの場所をマグダラのマリアに捧げました。その際聖遺物が公開され、数々の奇跡が起きたといわれています。

そのため、巡礼者が急増しました。その中には王などの時の権力者たちも含まれていました。

このときにスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ(キリスト教の三大巡礼地のひとつ)へ向かう巡礼路の始点のひとつとなったのです。(→サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミオ・フランセスとスペイン北部巡礼路

その後内陣や翼廊を新築し、1125年から1130年ごろにかけて、正面扉上のティンパヌム「聖霊降臨」が作成されました。

しかし、1279年にマグダラのマリアの聖遺物がプロヴァンスのサン=マクシマンで見つかり、ローマ教皇によってそれが正式なものであると判断されます。

するとサント=マドレーヌで湧き起っていた熱気は薄れ、大聖堂も凋落の一途をたどることになりました。宗教改革の波やフランス革命などがそれに追い打ちをかけたのです。

1840年になり、プロスペル・メリメによる修復計画が発案されました。1876年には大聖堂は再建され、1912年になると再び巡礼の拠点として復活しました。

サント=マドレーヌ大聖堂の建築

photo credit: IMG_8039 via photopin (license)

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サント=マドレーヌ大聖堂はバシリカ式教会堂で、初期カロリング様式を取っています。バシリカ式とは、身廊を側廊によって取り囲み、列柱によって分けるスタイルです。

ノルマン人によって破壊され、再建された際にはロマネスク様式の大きなものになりました。身廊の幅は12m、長さが64m、高さ18mでした。

ロマネスク彫刻の傑作「ティンパヌム」

同時期に制作された、内部の正面扉上のティンパヌム(玄関の頭上部分で、アーチと梁に囲まれた場所)に彫られた「聖霊降臨」は、ロマネスク彫刻の傑作との呼び声が高いものです。

 

花と緑に囲まれた丘の上にある大聖堂は、中世の風景画のようです。大聖堂へ向かう道には、巡礼の目印となるホタテ貝のプレートが埋め込まれているので、足元も見てみてくださいね。

フランスの世界遺産 ヴェズレーの教会と丘

 

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