バンベルクの旧市庁舎
(バンベルク市街)



 

レグニッツ川の人工の中州の北端に建つユニークな建物がバンベルクの旧市庁舎です。18世紀に改築され、正面にはフレスコ画、左側面はハーフティンバー様式の建物がドイツらしい雰囲気を醸し出しています。

旧市庁舎の歩み

この市庁舎が川に挟まれ、2つの街と橋で結ばれている光景はとても美しく魅力的です。

かつてバンベルクの聖職者たちは丘の上に住み、一般市民は川を挟んだ下町に住んでいました。市庁舎を宗教区に作ることを司教が拒否したため、川に人工の中州が造られ、そこに建てられたとの説があり、聖職者側にも市民側にも属さない中立の立場をとっていました。

美しい建築美の旧市庁舎

photo credit: DSC_4486 via photopin (license)

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1386年にゴシック様式で建築されましたが、1460年に火災で焼失後に再建されています。1668年に改築されたときに、ロココ風の小部屋が増築されています。1744年から1756年の改築の時にバロック様式のフレスコ画が描かれ、両岸と橋で繋がれ川から聳えるように建つ姿と共に見学に訪れる人の目を楽しませています。

また、庁舎前に建てられた「聖ネポムク像」や入場塔の上部にある「聖ゲオルギオスと司教の紋章」も時代背景を感じさせてくれます。

壁いっぱいに描かれたフレスコ画

18世紀に描かれたフレスコ画には意味があり、丘側の聖職者が住んだ方には司教領主フィリップ・アントン・フォン・フランケンシュタインの死去について、市街地側には新司教領主のバンベルク入りが描かれています。騙し絵の手法で描かれ立体感に溢ています。

また、描かれた人物のリアルさと天使の足が壁から生えたアンバランスな面白さも魅力的です。18世紀に描かれたカラフルなフレスコ画が鮮明に残る姿には感動を覚えます。

ロココ調の小部屋「ロットマイスターホイスヒェン」

オーバー橋から旧市庁舎を眺めると、ロココ調の小さな部屋が接着剤でくっつけられたように建てられています。これが有名な「ロットマイスターホイスヒェン」(伍長の小舎)という小部屋です。今にも落っこちてしまいそうで、危なっかしい小部屋ですが木組みのキュートな姿は必見。両方に架かった橋との風景はドイツらしくて素敵です。

ギャラリー

建物の中は「ルートヴィヒコレクション」という陶器博物館になっています。マイセン焼を初めとする陶器のコレクションが展示され、写真展なども行われています。

まとめ

旧市庁舎の先に行くと、かつて漁師たちが住んでいた「小ヴェニス地区」と呼ばれているエリアが広がります。川岸を歩くとドイツの古きよき時代の面影を感じることができます。旧市街地の中心にあるユーモラスな市庁舎と、レトロな街の雰囲気に癒されてくださいね。

ドイツの世界遺産 バンベルク市街

 

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