オーストリア国会議事堂
(ウィーン歴史地区)
ウィーン歴史地区、リングシュトラーセにある国会議事堂は、1873年に着工し1883年に完成した建物です。
オーストリア国会議事堂
国立国会議事堂は、デンマーク出身で、アテネ育ちの建築家テオフィル・フォン・ハンセンが設計を手掛けました。完成した建物は、民主主義発祥の地アテネに因み、8本の大列柱が並ぶ古代ギリシャの神殿様式のような造りとなりました。正面入り口の上部には、ギリシャ・ローマの学者と政治家たちの像が並び、屋根にはギリシャの戦車が飾られています。
アテネの泉
また、正面には「アテネの泉」と呼ばれる噴水があり、高さ5.5mの知恵の女神アテナ像が国会議事堂を守るように立っています。そして、アテナ像の周りには、オーストリアハンガリー帝国の地域にまつわる寓話の彫像が並んでいます。このアテナ像、よく見ると右の手のひらに、「勝利の女神ニケ」の像を乗せているんです。
ウィーンに行く方は、ぜひ国会議事堂まで足を延ばし、このニケ像をご覧になってください。
「オーストリア国会議事堂」のデータ
国名 | オーストリア |
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世界遺産名 | ウィーン歴史地区 |
名称 | オーストリア国会議事堂 |