アセンブリー・ルームズ・アンド・ファッション博物館
(バース市街)
18世紀にお茶会や舞踏会、カード遊びなどに使用された集会所(アセンブリー・ルーム)。1769~1771年にかけてロイヤルクレッセントなどバースの街の再開発に尽力した、建築家のジョン・ウッド(息子)によって建てられたジョージアン様式の建物です。第2次世界大戦で一度焼失してしまいましたが見事に復活を遂げています。
ブルジョアの社交場「アセンブリー・ルームズ」
ヨーロッパ屈指の上流階級の社交場として賑わい、毎晩のようにお茶会や舞踏会が開かれていました。社交界の中心であったボール・ルームは完成当初、「最も高貴でエレガント」と絶賛されました。
1度に800~1200人が収容できるほどの広さを誇っています。中央に一列に並んだシャンデリアがとても豪華で、目の前に舞踏会の様子が浮かんでくるようです。細部にまで装飾が施され壮麗な雰囲気は息を飲むほどの美しさです。
また、カード・ルームも当時の華やかさが伝わりとても魅力的です。
イングランド出身の女流作家ジェーン・オースティンの小説の「説得」や「ノーザンガーアビー」の舞踏会のシーンにもこのボール・ルームが登場しています。
各年代のドレスが展示されている「ファッション博物館」
地下にあるファッション博物館には16世紀後半から現代まで約400年の衣装やアクセサリーがずらりと並び、年代別に展示されているので、その時代の流行や特徴をじっくり見学できるのがポイント高い施設です。セルフガイドがあるので、その時々で流行したファッションの背景も分かりバースの歴史と共に学べます。
展示されるコレクションはイギリス最大といわれ、どれも優れたデザインでオリジナルの物ばかり。季節ごとに企画展示され、運がよければウエディングドレスも見ることができます。
まとめ
イギリス随一のブルジョアの保養地として有名なバースならではの社交場は見る価値ありです。また、時代背景の見えるファッション博物館では衣装を着て、当時のポスターの前で写真を撮ることもできるので記念の一枚にいかがでしょう。セレブ気分で当時の貴族が優雅に過ごした豪華な空間を満喫してください。
「アセンブリー・ルームズ・アンド・ファッション博物館」のデータ
国名 | イギリス |
---|---|
世界遺産名 | バース市街 |
名称 | アセンブリー・ルームズ・アンド・ファッション博物館 |