アルマス広場

ペルーの世界遺産「クスコ市街」にあるアルマス広場にはインカ帝国時代、「ワカイパタ」と「クシパタ」という2つの広場がありました。

ワカイパタでは、太陽の祭や豊穣を願う儀式などが毎月のように盛大に開催されました。広場には色鮮やかな衣に眩い金の衣装を身に着けた皇族や貴族が集まり、歴代の皇帝のミイラも並びました。豪華な食事が振舞われ、神への生贄に数万頭の家畜が捧げられることもあったと言います。

皇帝は即位と同時に新宮殿を建造したため、広場周辺には歴代インカ皇帝の宮殿が建ち並びました。どの宮殿にも、数千人を収容する大広間や壁一面が黄金で飾られた居室などがありました。

帝国の繁栄ぶりを聞いたスペイン人のフランシスコ・ピサロは1532年、黄金を夢みて帝国北部に到着。翌年、クスコに入城。広場を囲う壮麗な宮殿群にあった金銀財宝を奪い、さらに財宝の隠し場所があると知ると、多くの建物を破壊しました。帝国全土から略奪した金は、この時約6トンにも及んだと言います。

その後、スペイン人は布教という名目のもと、宮殿や神殿のあとにキリスト教の聖堂や修道院を建てていきました。広場に面した大聖堂や、バロック様式のラ・コンパーニア聖堂は、宮殿を壊して建てられたものです。かつて聖なる儀式が行われていた広場は今、キリスト教徒となったクスコの人々の信仰の中心地となっています。

「アルマス広場」のデータ

   
国名 ペルー
世界遺産名クスコ市街
名称 アルマス広場
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