アンナ・アマーリア図書館
(古典主義の都ヴァイマル)
アンナ・アマーリア図書館は、ドイツの世界遺産「古典主義の都ヴァイマル」の構成資産のひとつです。
アンナ・アマーリア図書館とは
アンナ・アマーリアは、ゲーテを招聘したザクセン・ヴァイマル公カール・アウグストの母で、夫である公爵が急逝後、摂政として息子が君主となるまでの間、ワイマール公国を治めた人物です。アンナ・アマーリア公爵夫人は、学問、芸術に大変造詣が深く、のちに「古典主義の都ヴァイマル」と称されるヴァイマルの礎を築いたのも公爵夫人といわれています。
アンナ・アマーリア図書館は、「緑の館」と呼ばれたルネサンス様式の城館を、アンナ・アマーリア公爵夫人が改築し、1766年に図書館とし開館させました。開館当初は、公爵夫人の蔵書が中心でしたが、1797年からゲーテが図書館長を務めてからは、蔵書を増やすなどして図書館運営に大きく貢献しました。また、夫人の意向に沿い、一般市民も自由に利用できる場とし、ドイツ初の公共図書館となりました。
アンナ・アマーリア図書館 館内
2004年アンナ・アマーリア図書館は、稀覯書を含む一部の蔵書や絵画、彫刻等の美術品が展示されていた「ロココの間」が火災により大きな損害を受けました。
現在は、修復され世界でも美しい図書館のひとつとして、多くの観光客や市民が訪れる場所となっています。
「アンナ・アマーリア図書館」のデータ
国名 | ドイツ |
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世界遺産名 | 古典主義の都ヴァイマル |
名称 | アンナ・アマーリア図書館 |