セゴビアのアルカサル
(セゴビア旧市街とローマ水道橋)
スペインにあるセゴビア旧市街のひときわ高い断崖に聳えるアルカサル(王宮)は、スペインで最も美しい城といわれ、ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルになっています。
セゴビアのアルカサル
アルカサルは、ローマ時代に建築された要塞を起源とし、12世紀にカスティリャ王国アルフォンソ6世によって街の防衛強化のため改築されました。
アルカサルは、のちにスペインを統一することになるカスティリャ王国イザベルの戴冠式や王族の婚礼式が執り行われるなど、スペイン史に残る数々の出来事の場となりました。
一方で災害に見舞われることも多く、1862年の火災では大半を消失します。現在の姿に蘇ったのは1940年のことです。
アルカサル内部
外観に注目がいきがちですが、内部には「王座の間」「王たちの間」「ガレー船の間」などがあり、美しいステンドグラスや天井装飾が施されています。
また、礼拝堂には、イザベル時代のものとされる飾り衝立があります。
歴代の国王に愛され、ウォルト・ディズニーをも魅了した城は、今では、多くの観光客が訪れる世界でも人気のある城の一つとなっています。
「セゴビアのアルカサル」のデータ
国名 | スペイン |
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世界遺産名 | セゴビア旧市街とローマ水道橋 |
名称 | セゴビアのアルカサル |