媽閣廟
マカオ歴史地区

媽閣廟(マーコミュウ)は中国の特別行政区マカオにあり、「マカオ歴史地区」を構成する歴史的建築物のひとつとして世界遺産に登録されました。

マカオ最古の中国寺院「媽閣廟」

媽閣廟は、1488年に建立されたマカオ最古の中国寺院です。マカオの世界遺産で中国風の建物は数少ないのですが、ここはそのうちのひとつです。

バラ岬という場所に建てられていますが、ここは、ポルトガル人が最初に植民した場所と伝えられており、「媽閣」の広東語読みの「マーガオ」がマカオの名の由来となったともいわれています。

媽閣廟には阿媽(アマ)という航海の女神を祀っています。この女神は中国南方や台湾、東南アジアでも信仰されています。

廟内には4つの堂があります。1つの建物の中で複数の神々を祀っているのは、儒教、道教、仏教や民間信仰などが混在してきた中国文化の特徴であるともいえます。

入口のそばの巨大な石には、カラフルなジャンク船(中国の木造帆船のひとつ)の絵が描かれています。これは、この船が阿媽のご加護でマカオに無事着いたという言い伝えに基づいて描かれているそうです。

ユニークな形の線香

【世界遺産】媽閣廟 | マカオ歴史地区

photo credit: A Ma Temple via photopin (license)

お参りに来た人々が神々に供える線香の形がとてもユニークです。渦巻き形であったり、巨大なロウソクのような形だったりします。

 

 

航海の女神である阿媽ですが、ここ媽閣廟では様々なご利益があると信じられています。そしてマカオ屈指のパワースポットとも言われているので、たくさんの人が訪れます。ぜひ、海外の神様の強力な力をお借りしてみませんか?

「媽閣廟」のデータ

国名 中国
世界遺産名マカオ歴史地区
名称媽閣廟

 

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