リベイラ・グランデの歴史地区シダーデ・ヴェーリャ
「リベイラ・グランデの歴史地区シダーデ・ヴェーリャ」はアフリカのカーボベルデにある世界遺産で、同国で初めて世界遺産に登録されました。
シダーデ・ヴェーリャはカーボベルデのサンティアゴ島にある都市で、首都プライアから15kmのところに位置しています。都市名は「古い都市」の意味で、カーボベルデ・クレオール語では単に「シダディ」とも呼ばれるます。
この都市はカーボベルデ最古の居住地で、首都だったこともあり、かつてはリベイラ・グランデと呼ばれていたました。
1462年にポルトガル人が初めて到達し、熱帯地方で最初にヨーロッパの植民地となり、16世紀には、アフリカ中西部における奴隷貿易の中心地として繁栄しました。
シダーデ・ヴェーリャは熱帯地域に初めて建設されたヨーロッパ入植地の姿を伝えるだけでなく、奴隷貿易の重要な拠点として複数の大陸の歴史にとって重要な役割も果たしたと評価されています。