中国丹霞
広大な面積を誇る国土の中に雄大な自然を残しており、また、人々が織りなしてきた壮大な歴史も有している中国には、丹霞(たんか)と呼ばれる地形が存在しています。この丹霞と言う地形は、有史以前に形成されたものであると言われており、色としては、赤みを帯びています。
丹霞という言葉は、日本では、別のニュアンスを感じ取れるようになっておりますが、中国では、丹霞という語彙自体が、地理的な用語として成立しているようです。
こうした自然による壮大な所産が、自然遺産としての価値を認められ、中国丹霞と言う名称で、2010年に世界遺産に登録されました。
中国丹霞が存在している主な場所としては、
- 貴州省
- 福建省
- 湖南省
- 広東省
- 江西省
- 浙江省
などが挙げられます。こうした箇所に点在する丹霞は、それぞれ特色を持っており、形成期毎の特徴をみることができると言われています。