チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)は、2004年に登録された世界遺産(文化遺産)で、インド最大の都市ムンバイにある鉄道の駅です。旧名は「ヴィクトリア・ターミナス駅」 ですが、名称が長いせいか、「CST」または「VT」と省略した呼び方のほうがムンバイ市民には通りが良いです。
インド鉄道創業時に第1号の列車がこの駅から出発したことで知られます。現在、インド最大の乗降客数を誇る駅の建物は、駅舎というよりむしろ宮殿のような壮麗な建築物で、1878年から10年以上の歳月をかけて1888年に完成しました。
イギリスの建築家フレデリック・ウィリアム・スティーブンスが設計したこの建物には、豪奢なビクトリア・ゴシック建築様式と、石のドームや尖塔などを特徴とするインドの伝統的な宮殿建築の融合が見られます。