ケープ植物区保護地域群

ケープ植物区保護地域群

南アフリカの世界遺産であるケープ植物区保護地域群は、西ケープ州に帯状に分布する自然の灌木植生地域で、地中海性気候の、冬に雨の多い海岸から山岳にかけての地域を含みます。

その中でもケープ西岸のクランウィリアムから南東岸のポート・エリザベスに伸びる100kmから200kmの幅で、沿岸部に帯状に伸びているエリアはフィンボスと呼ばれています。世界六大植物区の中では最小のエリアですが、面積あたりの豊かさという点では突出しています。

約5000種の固有種を含む8000種以上の植物からなるという点で、熱帯雨林の植物多様性を上回っています。植物の大半は硬い葉の常緑樹で、ケープタウンのテーブルマウンテンもこのエリアに含まれます。乾燥した夏期によく起こる火事は、多くのフィンボスの植物の生育にとっては必須の段階で、多くのタネは火事の猛火の後で芽を出すサイクルが息づいています。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称ケープ植物区保護地域群
南アフリカ
登録区分 世界自然遺産
登録年

2004年

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