歴史的城塞都市カンペチェ
カンペチェは、メキシコ湾岸にあるメキシコの都市で、カンペチェ州の州都です。都市には、スペインの植民地だった時代に、海賊などから町を守るために築かれた城壁や防衛施設が残されており、その保存状態の良さと建築水準の高さから、1999年歴史的城塞都市カンペチェという名所でユネスコの世界遺産に登録されました。
本来はスペイン人たちが城壁の中に住み、現地の先住民たちはその周辺に形成されたサン・フランシスコ、グアダルーペ、サン・ロマンなどの地区に住んでいました。これらの地区には、当初の聖堂群が残されています。
フランシス・ドレークをはじめとするイギリス人やオランダ人たちの海賊たちが、ほとんど160年もの間、恒常的に攻撃をしていたため、1686年市の防衛力増強のためサン・ペドロの防衛拠点、サン・ミゲル要塞を築いて行きました。