ドナウ川の河岸の都市、ブダとペストが橋で結ばれて出来たハンガリーのブタペストの都市は、その美しさから「ドナウの真珠」・「ドナウのバラ」・「ドナウの女王」・「東欧のパリ」などとと称えられてきました。
ハンガリーは、東方から来たアジアの騎馬民族マジャール人が1000年に建てた国で、16世紀にはオスマン帝国、18世紀からはオーストリア帝国に支配されてきました。
以降1867年に自治権が与えられた後は、ハンガリーの人々はオーストリアの首都ウィーンや、フランスのパリに負けない都市を作り上げようと、ブタペストの町を築き上げました。
国会議事堂、ヨーロッパ大陸初の地下鉄、宮殿の様な建物に囲まれた野外温泉、テンドグラスを多用した商業施設などこの街にいかにハンガリー人が情熱を注いできたかがその町並みから伺えます。
主要スポット
ブダ城
ブダ城はドナウ川を見下ろす丘にあります。城壁に囲まれた広大な敷地には王宮や聖堂などが建ち、独立を求めるハンガリー(マジャール)人の苦難の歴史の舞台ともなりました。
ブダペスト地下鉄1号線
ヨーロッパ大陸初の地下鉄「ブダペスト地下鉄1号線」も含まれています。ロンドン、イスタンブールに続き世界で3番目に古く電気で動く地下鉄としては世界で初めてのものです。
セーチェニくさり橋
王宮があるブタと商業都市のペスタの二つの街を最初に結んだ橋がくさり橋です。橋には歩道があるので歩いて渡ることもできます。ハンガリーの長い苦難を見守ってきた橋は人々の悲しみと喜びをじっと静かに見守った橋ともいえます。