ブラジリア



人口約250万人、標高1100mに位置するブラジルの首都ブラジリアは、同国のほぼ中央に位置し、その都市計画の珍しさから1987年に歴史遺産を持たない世界遺産としてユネスコに登録されました。

世界遺産「ブラジリア」の都市計画

ブラジリアの都市計画は1960年のリオデジャネイロからの遷都の数年前に始まります。

1956年当時何もない荒野に2本の線を引くところから都市計画は始まりました。3年10ヶ月という短期間でキリスト教の多いブラジルの環境から、十字架にまず線がひかれ、今も発展を遂げるその都市は上空から見ると飛行場の形をしており、そこには街の発展を願う思いが込められています。

この都市のデザインはブラジル人建築家ルシオ・コスタの設計によるものです。その他オスカー・ニーマイヤーによる国会議事堂や聖堂などその美しい現代建築にも注目が集まっています。▲目次に戻る

 アルボラーダ宮殿(大統領官邸)

photo credit: Brasília via photopin (license)

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アルボラーダ宮殿(大統領官邸)は「黎明の宮殿」という意味で、市の機軸部分「プラノ・ピロット」の建設に先立ち、1958年にパラノア湖畔に建設されました。飛行機型のこの都市では、機首部分から少し東に行った場所に位置しています。

メトロポリタン・カテドラル

メトロポリタン・カテドラルは、ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイヤーの設計の元、1950年代に始まったブラジリアの都市建設と同時に建設が始まり、1970年に完成しました。外観は円形の建物で、屋根は円錐形をしています。一番高いところで高さは40m、内部は36mあります。16本の曲線を描く支柱が天に向かって伸びており、これは「祈りの手」を表しているそうです。

ドン・ボスコ聖堂

ドン・ボスコ聖堂は、イタリアの聖人ドン・ボスコが1883年に見た夢の記憶を元に建設されました。それは、「南米の大きな湖の傍に鉱物資源の豊かな土地があり、そこにユートピアを作るべし」というものだったそうです。それに感銘を受けた当時のブラジル政府が、その名を取って建設したというわけです。夢の記憶通り、緯度15度と20度の間に建設されています。

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テレビ塔

photo credit: Senado Federal Fotos produzidas pelo Senado via photopin (license)

テレビ塔は、ブラジリア・三権広場西側にあり、ブラジリアの都市構造を知る上で、最適の場所です。高さ224mのテレビ塔は、建築家ルシオ・コスタが設計しました。テレビ塔の75mの地点には、展望台が設置されており、飛行機の形をしたブラジリアの街並みを見渡すことができます。また、テレビ塔からは、パラノア湖や国会議事堂、三権広場を中心に左右に広がる集合住宅街などが規則正しく広がっている姿を見ることができ、ブラジリア屈指の絶景スポットでもあります。

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三権広場

photo credit: Senado Federal Fotos produzidas pelo Senado via photopin (license)

三権広場は、飛行機の機首にあたる場所にあり、周囲を国会議事堂、大統領府、最高裁判所に囲まれているため、その名が付けられました。ブラジル国旗がはためく三権広場には、行政を監視するように大統領府を向いているクビチェク大統領の頭像やブラジリアの建設に携わった労働者達に捧げられた「労働戦士の像」などいくつかの記念碑があります。

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連邦最高裁判所

photo credit: Senado Federal Praça dos Três Poderes via photopin (license)

連邦最高裁判所は、1808年ポルトガルの植民地時代に、当時のポルトガル・ブラガンサ王朝がリオデジャネイロに設置(当時の名称:ブラジル上訴院)しました。その後、1822年にブラジル独立宣言、1824年には帝国憲法採択が行われ、1829年に最高司法裁判所がつくられます。そして、共和国憲法の成立に伴い、現在の連邦最高裁判所となりました。

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