ベルリンのモダニズム集合住宅群



ベルリンのモダニズム集合住宅群

ベルリンのモダニズム集合住宅群はドイツの首都ベルリンにある、モダニズム建築の代表と称される6つの集合住宅から構成される世界遺産です。

「ジードルング」と呼ばれる集合住宅が建てられたのは、ガルテンシュタット・ファルケンベルクを除けば、1920年代後半から1930年代初頭にかけて。

「ベルリンのモダニズム集合住宅群」の建設経緯

ベルリンのモダニズム集合住宅群は、20世紀初頭ヴァイマール共和国時代に建てられた近代的な公共住宅群です。ベルリンは、19世紀末から急速に発展していき、それに伴い人口も増えていきます。中でも、工場労働者の住宅は不足していました、それらを解消するため、市は、低所得者層の住宅建設を計画します。それが、ベルリンのモダニズム集合住宅群です。これはヨーロッパだけでなく世界中の集合住宅の様式に大きな影響を与ることになります。

集合住宅群建築計画には、バウハウス(1996年に「ヴァイマールとデッサウのバウハウス関連遺産群」として世界遺産に登録)の初代校長ヴァルター・グロピウスやマルティン・ワーグナー、ハンス・シャロウンなど当時の超一流の建築家たちが携わっています。

 

新しい建材やデザインを取り入れて、芸術と技術の融合を目指した設計により建設された衛生的で快適、かつ美麗な集合住宅は、現代においても洗練された芸術的な容姿を見せてくれています。

ガルテンシュタット・ファルケンベルク

建設された住宅は簡単なデザインではありますが、外壁を赤、オレンジ、黄、白など明るい色で塗られており、個性的で、当時としては大変珍しい住宅となりました。カラフルな外壁から、いつ頃からか「絵具箱の住宅」と呼ばれるようになり、入居希望者が後を絶たない人気の住宅となりました。

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ズィードゥルング・シラーパーク

ベルリンのミッテ地区にあるズィードゥルング・シラーパークは、1924~30年にかけて建設された集合住宅です。設計は、ガルテンシュタット・ファルケンベルクの設計も担当したブルーノ・タウト。ズィードゥルング・シラーパークは、箱型の住宅で破風屋根がありません。

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グロースズィードゥルンク・ブリッツ

photo credit: southgeist no gradaus via photopin (license)

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通称フーファイゼンズィードゥルンク(蹄鉄集合住宅)とも言われるグロースズィードゥルンク・ブリッツは、その名前が示すように蹄鉄の形をした建物を中心に、周囲を住宅が囲んでいます。周囲は、長い住宅が何棟も並んでおり、それぞれ建物の色や素材を変えて個性を出しています。

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ヴァイセ・シュタット

photo credit: Oh-Berlin.com Weibe Stadt White City via photopin (license)

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ヴァイセ・シュタットは、1929~31年にかけて建設された集合住宅で、ベルリンのライニッケンドルフ地区にあります。ヴァイセ・シュタットとは、白い町(ヴァイセ→白い、シュタット→町)という意味で、その名の通り真っ白な建物が並んでいます。

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グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタット

photo credit: sludgegulper Berlin Siemensstadt via photopin (license)

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「ベルリンのモダニズム集合住宅群」の構成資産の中で、最後に建築された集合住宅が、グロースズィードゥルンク・ズィーメンスシュタットです。建築の責任者は、マルティン・ヴァーグナーですが、各住宅の設計は、ハンス・シャロウンをはじめとする「デル・リンク」と呼ばれる建築家の団体が行いました。各設計者によって建物のデザインが異なっていますが、全体として緑あふれる住宅地となっています。

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