バターリャ修道院
バターリャ修道院は、ポルトガル・レイリア地方のバターリャにあるドミニコ修道会の修道院です。その正式名称は「勝利の聖母マリア修道院」で、バターリャはポルトガル語で戦いを意味します。
1388年に始まった修道院建設は、15人の建築家に引き継がれ16世紀の初頭まで続けられました。その間にポルトガル国王は7名が即位し、世代を越えたポルトガル・ゴシックとマヌエル様式が混在し、独特の調和を生み出す建築物となっています。「王の回廊」、「未完の礼拝堂」などがみられるこの修道院は勝利の名にふさわしく12世紀の初頭のスペインからのポルトガル独立のシンボルともなっています。
修道院のおもな設計は最初の建築家アフォンソ・ドミンゲスによるものです。また1980年からは博物館として利用されています。