「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」は、スペインのバルセロナにある世界遺産。サグラダ・ファミリアなどで知られるスペインの世界的な建築家アントニ・ガウディと同時代の建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネルによって、モデルニスモ(バルセロナを中心に、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した、フランスではアールヌーボーと呼ばれる芸術様式・芸術運動)の様式で建設されました。
カタルーニャ音楽堂
カタルーニャ音楽堂は、1905年から1908年にかけて建設されたコンサートホール。内部にはステンドグラスの施された天井などがあり、20世紀初頭のバルセロナにおいてモデルニスモの代表作とされています。今日では毎年50万人以上の人々が交響楽や室内楽、ジャズ、伝統音楽などを楽しむためにこのホールを訪れています。
サン・パウ病院
サン・パウ病院は、1902年から1930年にかけて建築された、ドームを持つレンガ造りのムデハル様式(イスラム建築と西洋キリスト教建築が融合したスペイン独特の建築様式)を取り入れた豪華な建造物です。サン・パウ病院はカラフルなタイルやステンドガラス、モザイク画などで飾られた6つの建築物から成ります。