アツィナナナの雨林
アツィナナナの雨林は、マダガスカル島東部の6つの国立公園にまたがる森林で、この古い森林は、6000万年以上前に他の大陸と別れたこの島の地理上の歴史を物語ってくれるものとなっています。
キツネザルなどの絶滅危惧種の生息や生物多様性が評価され、2007年に世界遺産に登録されました。
アンドハヘラ国立公園は、鬱蒼と繁った熱帯雨林と、この島に典型的なトゲの多い森林からなり、アンドリンギトラ国立公園は、トゲの多い森林、ラン科の植物、300種以上の維管束植物などが見られます。マロジェジ国立公園は、マダガスカルでも屈指の美しさを持つ国立公園で、熱帯林、山地の木立、ヒースの木立などから成っており、マソアラ国立公園は、キツネザル、オオハシモズ、サンゴ礁、クジラ、果食のコウモリなどが生息しています。ラノマファナ国立公園、ザハメン国立公園もキツネザルの生息地です。