サルト – 寛容と都市的ホスピタリティの場
2021年に開催された第44回世界遺産委員会拡大会合において、ヨルダンの「サルト – 寛容と都市的ホスピタリティの場」が世界文化遺産として登録されました。
ヨルダン中西部のバルカ高原にある3つの丘の上にあるサルトは、東の砂漠と西の砂漠を結ぶ重要な貿易拠点でした。
街の中心部には、ヨーロッパのアールヌーボーやネオコロニアル様式と地元の伝統が融合した、約650の重要な歴史的建造物があります。
サルトでは「マダファ」と呼ばれるゲストハウスや、「タカフル・イジティマイ」と呼ばれる社会福祉制度などに見られるおもてなし(ホスピタリティ)の伝統が発展しました。これは、イスラム教徒とキリスト教徒の間の寛容な関係を表しています。