アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ
アクイレイアはイタリアのトリエステの西45kmにある町です。アクイレイアは、紀元前181年に建設された古代ローマの植民都市に起源を持ち、ローマ帝政初期には大司教座も置かれ、ローマ帝国第四の豊かな商業都市でしたが、5世紀にフン族のアッティラにより都市は破壊されました。
再建のたびに、この町は規模を縮小して行きました。また、古代都市アクイレイアの遺跡は、何世紀にもわたって「採石場」として使われ、石材は持ち去られてしまっています。
このためアクイレイアの遺跡の多くは未発掘のまま地下に眠っています。総大司教座聖堂のバシリカの床下から発見された床一面を覆う4世紀のモザイクが有名で、他にも発掘された遺跡は考古学博物館で確認が出来ます。
これらはアクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカという名称で世界遺産に登録されています。