聖地アヌラーダプラ

聖地アヌラーダプラ

聖地アヌラーダプラはインド南東に浮かぶ仏教国スリランカの北中部州の町です。紀元前3世紀、この地にインドから初めて伝わった仏教は大いに栄え、タイやミャンマーなど各地へ仏陀の教えが広まっていきました。

この地が聖地としてあがめられる理由はスリー・マハー菩提樹と呼ばれる一本の菩提樹です。アヌラーダプラの菩提樹は仏陀が木の下で悟りを開いたというインド・ブッダガヤから株分けされたものといわれています。そしてその後2300年に渡り、生命を宿すその菩提樹には仏陀の魂が宿っていると信じられています。

その他アヌラーダプラの町には仏教伝来の王都であったため、たくさんの遺跡が残されています。最大のストゥーパは、紀元前1世紀に作られたアバヤギリ・ダーガバで、現在でも74メートルの高さがあり、建築当時はその周囲に半球状の屋根を含む構造があり高さは100メートルあったと言われる。周囲には5000人の僧が生活した僧院がありました。

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称聖地アヌラーダプラ
スリランカ
登録区分 世界文化遺産
登録年

1982年

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