アンティグア・グアテマラ
アンティグア・グアテマラは、グアテマラ・サカテペケス県にある都市です。同名の基礎自治体の中心地であるとともに、サカテペケス県の県都になっています。
グアテマラ高地に位置し、スペインのムデハル様式の影響を受けたバロック建築と、植民地時代に建てられた多数の教会の遺構で知られています。1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ラ・アンティグア・グアテマラ(La Antigua Guatemala)とは「古いグアテマラ」を意味し、グアテマラで3番目の首都であった記録が残されています。最初の首都は、1524年7月25日にカクチケルの都の跡地(現在のイシムチェ)に建設されました。
さらに1773年のサンタ・マルタ地震によって町の大部分が破壊されたことで、3度目の遷都へと至ります。壊滅的な被害を受けた旧首都サンティーアゴ・デ・ロス・カバジェーロスは放棄されましたが、すべての市民が転居したわけではなかったので、それ以後町はアンティグア・グアテマラ(古いグアテマラ)と呼ばれるようになりました。