「アンテケラのドルメン遺跡」は、2016年トルコ・イスタンブルで開催された第40回世界遺産委員会において新規登録されたスペインの世界文化遺産です。
アンテケラのドルメン遺跡
▲ビエラ支石墓
アンテケラのドルメン遺跡は、スペインの南部アンダルシア地方マラガ近郊のアンテケラにあります。ドルメンとは、「支石墓」という意味。アンテケラには、巨大な石で造られた建造物が数多く残っています。
アンテケラのドルメン遺跡の構成資産は、スペインにある巨石建造物の中でも大変保存状態がよいとされるメンガ支石墓、ビエラ支石墓、エル・ロメラルの円形墳墓と、ペーニャ・デ・ロス・エナモラドスとエル・トルカという2つの巨大な岩山からなります。
アンテケラのドルメン遺跡は、スペイン国内だけでなくヨーロッパ全体から見ても、先史時代を代表する巨石建造物の一つで、且つ先史時代の巨石記念物文化を現代に伝えるものとして評価され、世界遺産として登録されました。