アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区
アゾレス諸島はポルトガルの西側の約1400kmの大西洋に浮かぶ火山群島です。アングラ・ド・エロイズモはその立地から大航海時代に、新大陸と旧大陸の中継地として繁栄し聖サルバドル大聖堂、聖ヨハネ要塞、聖フランシスコ修道院などが建設されました。
人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界文化遺産登録につながりました。1980年の地震によって建物などが破壊されましたが、修復がすすめられ1983年に登録されています。
ポルトガル人がアゾレス諸島を発見したのは1427年、聖ヨハネ要塞が建造されたのは16世紀のことです。19世紀の末に、帆船の時代の終わりと要塞は共にその役目を終えましたが、航海の中継基地としての町の役割は今も続きます。