アミアン大聖堂

フランスの世界遺産「アミアン大聖堂」はフランス北部の都市アミアンにあります。「アミアンのノートルダム大聖堂」とも呼ばれ、「アミアンにおける我らが貴婦人(聖母マリア)の大聖堂」という意味です。

フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部としても世界遺産に登録されています。

アミアン大聖堂とは?

アミアン大聖堂はゴシック様式の大聖堂で、フランスでいちばん高い大聖堂です。身廊の高さは42.3mで、奥行きは145mあります。

1220年に司教エブラール・ド・フイイが建設に着手し、設計にはロベール・ド・リュザルシュやコルモン父子が関わりました。

後世の修復時の調査で、ここが68年というきわめて短期間で完成されたということが判明しています。そのため、完成年は1288年ということになります。

この建設スピードの理由は、採石場で切り出した石をその場で加工し、そのまま建築現場に運び込むという方式を採用したためでした。

アミアン大聖堂の外観と内部

【世界遺産】アミアン大聖堂

アミアン大聖堂には、聖遺物であるバプテスマのヨハネの頭蓋骨が安置されています。

聖堂の内外には、天地創造や聖書に関わるモチーフ、キリストの生涯や最後の審判などの彫像が彫り込まれており、「石の百科全書」と呼ばれ、文字の読めない人たちの聖書理解の手助けとなっていました。

また、大聖堂の床には鉤十字などの多くの意匠や迷宮が取り入れられています。

正面ファサードには、フランス国王の像が20体あり、その上部にはステンドグラスのバラ窓を見ることができます。

夏の夜と新年には、ソン・エ・リュミエールという音と光のショーが行われます。ファサードはかつて彩色されていたそうで、その色が鮮やかによみがえります。ぜひ時期をチェックしてご覧になってみてください。

ギャラリー

この世界遺産のデータ・地図(場所)

名称アミアン大聖堂
フランス
登録区分 世界文化遺産
登録年

1981年

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