アガデス歴史地区はアフリカのニジェールにある世界遺産で、アガデスはニジェールの北部、サハラ砂漠の中にある大きな都市です。国内外の貿易拠点として栄え、10万人近い人々がこの地で暮らしていて、街の中心には今から500年ほど前に建てられた巨大なモスクや宮殿があります。金曜日にしか見ることができない、礼拝の景色です。
毎週金曜の昼ごろになると、礼拝のために街中の人々はモスクの周辺に集まります。アザーン(呼びかけの音)が響き渡ると、モスク周辺が人で埋め尽くされ、祈りが始まります。
アガデス・モスク(グランド・モスク)
高さ27mのミナレット(塔)を持つアガデス・モスク(グランド・モスク)には、壁には棒が打ちつけられており、遠くから見るとサボテンのように見えます。この塔の中は登ることができ、ミナレットの頂上からはアガデスの街全体を眺めることができます。