2018年バーレーンの首都マナーマで開催された第42回世界遺産委員会において、デンマークの「アーシヴィスイト=ニピサット : 氷と海の間のイヌイットの狩場」が世界文化遺産として登録されました。
アーシヴィスイト=ニピサット : 氷と海の間のイヌイットの狩場
西グリーンランド・ケカッタに位置する地域で、一帯には全長40kmにもおよぶ氷床が広がり、氷河地形であるフィヨルドも存在します。
この世界遺産にはイヌイットの狩猟場「アーシヴィスイト」やイヌイットの拠点「ニピサット島」などの7地域が含まれています。
北極圏の厳しい環境下にあるにもかかわらず、この地には紀元前2500年頃から始まったサカク文化、ドーセット文化、チューレ文化、さらには18世紀のデンマーク=ノルウェーによる植民地時代に至るまで、4200年にも渡る文化的景観を今に伝えています。