アープラヴァシ・ガート
アープラヴァシ・ガートは、アフリカ・モーリシャスの首都ポートルイスにある移民受け入れに使われてきた建造物群の総称です。アープラヴァシ・ガートは、1834年から1910年まで主にインドからわたってきた労働者の迎え入れに使われた場所で、現存する施設は1849年に作られたものです。
現在のモーリシャスでは、このインド系労働者の末裔が全人口の68%を占めています。1849年に作られた建造物群のうち、現存するのは15%で、波止場、入り口の門、病院、馬小屋、厨房、トイレ、体の洗い場などが、部分的に残っています。
製糖所に送られたインド人、あるいは中継してレユニオンやオーストラリアに送られたインド人などは、全部で40万人に上ったとされています。